膜性腎症に対する治療としてPonticelli regimen変法の効果の検討
腎臓グループ
膜性腎症に対する治療としてPonticelli regimen変法の効果の検討を行っています。膜性腎症は自然寛解する症例もあるためすべての患者に対して治療が必要ではありません。不必要な免疫抑制剤の投与をさけるため、治療開始のクライテリアを確立し、Ponticelli regimen変法という独自の治療を行い良好な寛解率を得られています。今後症例を積み重ねこの治療の有効性についてのエビデンスを確立する予定です。
多発性嚢胞腎に関しては、<多発性嚢胞腎の病早期における15O-water PETを用いた血管内皮機能障害の検討>などを行っております。
CKDでは腎機能が正常であっても微量アルブミン尿が出現しているだけで、心血管イベントの危険があるという概念から、微量アルブミンを認める腎機能が正常な高血圧患者においての血管内皮機能を検討するために<蛋白尿を伴う高血圧症患者におけるイルベサルタンの血管内皮機能、腎機能に与える影響の検討などの臨床研究>を糖尿病グループと共同して行っております。