腎臓グループ

NEPHROLOGY GROUP

腎臓グループ

「PKD研究グループ」・「腎血行動態研究グループ」・「血管炎グループ」において、日夜、基礎研究に取り組んでおります。また、膜性腎症に対する治療として、Ponticelli regimen変法の効果の検討を行い、イルベサルタンの血管内皮機能・腎機能に与える影響の検討などの臨床研究を糖尿病グループと共同で行っております。

基礎研究

多発性嚢胞腎研究グループ
 西尾講師を中心として、多発性嚢胞腎(PKD)の嚢胞形成機序・治療法の解明を目的に基礎研究を進めています。
慢性腎不全研究グループ
石川助教が留学中に作製した間質性腎炎モデルマウスを用いて、尿細管障害と炎症のメカニズムに関して研究を行っています。
血管炎/腎免疫グループ
中沢助教を中心として、好中球細胞外トラップ(NETs)とMPO-ANCA関連血管炎やその他自己抗体によって誘導される血管炎についての研究を行っています。

臨床研究

当科腎グループでは、多発性嚢胞腎、慢性腎臓病、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)等の疾患を重点的に臨床研究を行っています。
1)多発性嚢胞腎では、a)腎機能低下症例を含めた患者に対するtolvaptanの有効性・安全性の検討、b)部位別生体インピーダンス測定法(InBody)を用いたtolvaptan使用後の体水分量・体液分布の評価、c)本患者の腎機能低下・嚢胞拡大に寄与する因子を検索するコホート研究、等を行い本患者の予後改善を目指した臨床研究に取り組んでいます。
2)ネフローゼ症候群の1つである膜性腎症は20年という長期観察期間では腎生存率60%前後と不良な疾患ですが、一部は自然寛解する症例も有るため、当科では2003年より予後予測因子に基づいた治療アルゴリズムを作成し、治療適応と考えられる患者さんにステロイドとシクロフォスファミドの併用により治療期間を短縮することができるPonticelli regimen変法による治療を行い、治療指針のエビデンスを確立する予定です。またネフローゼ症候群に対するステロイド治療は長期にわたることが多くそれに伴うステロイド骨粗鬆症はADL低下、生命予後にも関係する重要な合併症であり、現在ビタミンD製剤や新規骨粗鬆症治療薬を含めた治療効果を検討しています。
3)透析患者さんに合併するCKD-MBDにおいては、一部の患者さんにおこる無形成骨症(易骨折性、電解質異常、心血管疾患のリスク増加)の病態に対する新規骨粗鬆症治療薬の効果を検討しています。
4)慢性腎不全においては、合併症の一つである腎性貧血に対して様々なエリスロポエチン製剤の効果を評価しています。

主な学会活動

日本内科学会
日本腎臓学会
日本透析医学会、
日本臨床腎臓移植学

International Society of Nephrology
American Society of Nephrology
European Renal & Dialysis Transplantation Association

グループの取り組み

メンバーリスト

氏名 役職 出身大学 卒業年度
西尾 妙織 講師・診療准教授 旭川医科大学 1995年(平成7年)
石川 康暢 助教 弘前大学 2001年(平成13年)
中沢 大悟 特任助教 大阪医科大学 2003年(平成15年)
石川 洋三 客員臨床医師 旭川医科大学 2004年(平成16年)
兼島 伸青 医員 昭和大学 2009年(平成21年)
八反田  文彦 医員 北海道大学 2010年(平成22年)
川島 圭介 医員・大学院生 北海道大学 2011年(平成23年)
近藤 桂一 医員・大学院生 北海道大学 2011年(平成23年)
武田 紗夜 医員・大学院生 旭川医科大学 2011年(平成23年)
楠 加奈子 医員・大学院生 北海道大学 2012年(平成24年)
江口 みな  後期研修医 旭川医科大学

2013年(平成25年)

工藤 孝司 医員・大学院生 埼玉医科大学

2013年(平成25年)

白鳥 里佳 後期研修医・大学院生 北海道大学 2014年(平成26年)
吉川 純平 後期研修医・大学院生 宮崎大学 2014年(平成26年)