留学・短期留学

免疫・代謝内科学分野では、海外での研究・臨床に関する留学を積極的に取り組んでいます。これまでに留学された多くの先輩方の中から、最新のレポートをご紹介していきます。

留学記

【80期】藤枝 雄一郎(ふじえだ ゆういちろう)

Betty先生主催のラボパーティーにて。

Betty先生主催のラボパーティーにて。

私はこのたび、渥美教授ならびに小池名誉教授の推薦を受け、アメリカ、ニューヨーク州にあります、The Feinstein institute for medical research、The center for autoimmune and
musculoskeletal disease に2014年7月より研究留学することになりました。

 

まず留学先について、どこ?と聞かれることが多いため説明します。
私の留学先は、North Shore Long Island Jewish (LIJ) という組織の中にある研究所になります。
場所はニューヨーク州ですが、タイムズスクエアやセントラルパークでおなじみのマンハッタンではなく、ロングアイランドという島の中にあります。島ですが、マンハッタンまで電車で40分、車で60分です。また、自然が豊かで、釣り、海水浴、ワイナリーなどマンハッタンの住人が観光にくる場所です。

研究所の話に戻ります。
所属している部署は、免疫の研究室で、教授はBetty Diamondです(写真参照)。Betty 先生は、B細胞と自己抗体の研究がメインテーマで、最近はNeuro Psyhciatric SLE (NPSLE) のモデルマウスを用いたauto reactive brain antibodyの研究が盛んです。日頃から渥美教授がグローバル化という言葉を使われていますが、今私のいる研究室もアメリカ人は少数で、中国、インド、韓国、オランダ、オーストリア、イスラエル、チリと多国籍です。それぞれ出身国には多々問題があるかもしれませんが、いままさに研究という国境のない世界で、平等にグローバルな視点で、お互い刺激し合い生活しています。私の研究テーマは、NPSLEのモデルマウスが失う記憶力のメカニズムをimmunologyの側面から解明することです。タイトルにあるような記憶を免疫する研究ではありませんが、炎症や自己抗体が海馬にどのように関与しているかをノックアウトマウスを用いて調べています。

 

日常生活についてですが。夕方家に帰ると、サマータイムのお陰でまだ外は明るく、息子とキャッチボールができます。娘とお風呂にも入れます。子供達の宿題を一緒に問いたりもできます。ときどき貯金残高が減るのをみては、この先暮らして行けるのか不安になります。でも、そんなことよりも、新しい発見を夢見ながら、家族との時間を過ごすことこそが、留学の一番の意義なのではないかと感じています。
私の後輩にむけて、留学はなぜするのか?と伝えるのであれば、今はそのように伝えようと思います。まだまだ留学生活ははじまったばかりです。ひょっとすると明日何かに絶望して日本に帰りたいと思うかもしれません。でもそれはきっとないだろうと確信してます。家族を大事にしながら、体を大事にしながら研究生活を続けたいと思います。

 

最後にこのような大変貴重な経験の第一歩を踏み出せたことに、渥美教授、小池名誉教授ならびに今まで出会ったすべての人に感謝する次第です。

吉田修也先生と 全米オープンの決勝 錦織選手を応援しました!

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