教室紹介

Department of Rheumatology,

 

Endocrinology and Nephrology

北海道大学大学院医学院・医学研究院 免疫・代謝内科学教室(糖尿病・内分泌/リウマチ・腎臓内科)

免疫・代謝内科学教室は、北海道大学大学院において、1923年(大正12年)の講座開設以来、内科学第二講座として「2内」の愛称でよばれ、内科の大講座のひとつとして、内科学の多くの分野の研究・診療を担当してきました。現在は、リウマチ膠原病学、糖尿病・内分泌学、腎臓内科学の内科学3分野の研究と教育を担当する講座となり、北海道大学病院におきましては、糖尿病・内分泌内科、リウマチ・腎臓内科として、同分野の診療を担当しています。

ごあいさつ

免疫・代謝内科学教室は、リウマチ膠原病学、糖尿病・内分泌学、腎臓内科学の内科学3分野の研究と教育、診療を担当いたします。愛称は大正時代から「2内」です。診療・研究活動はグループ単位でおこなわれますが、伝統的にグループ間の垣根は非常に低く、常に連携し、それぞれの専門性を生かしながら協力しあって研究や診療がおこなわれています。

 

当教室のよき伝統は、グローバルであれ、のスローガンのもと、科学的洞察力をもつ専門医の育成に力をいれてきたことです。研究に生涯を捧げようというものはともかく、臨床医を目指すものは経験が最重要だから、研究は時間の無駄でしょうか? 答えは「否」です。N Engl J Medに掲載されている論文を読み込もうとするとき、エビデンスが構築された背景をしっかり理解しないと誤った解釈をします。どのような目的でどういう集団でおこなった研究をどのように統計処理したか。自分で研究に取り組んでみると、論文が正しく、そしてその行間が読めるようになったことを実感できるでしょう。一流の臨床医になるためには研究の経験が必要であるという所以です。


ぜひ私達といっしょに北海道大学で学問や臨床をしてみませんか?

北海道大学大学院医学院・医学研究院
免疫・代謝内科学教室

北海道大学病院

糖尿病・内分泌/リウマチ・腎臓内科

教 授 渥 美 達 也

沿革

開設からの概要

大正12年(1923年)発足し、臨床・研究グループの基礎は鳥居教授の時代に始まるもので、各グループが教室運営においても密接に協力しながらそれぞれのテーマのもとに臨床的・基礎的研究を継続してました。現在は、平成24年(2012年)1月に就任された第6代渥美達也教授のもと、それぞれの研究グループによる疾患の成因の解明と治療法の確立を究極の目標として日々活動しています。

歴代教授

中川  諭 在任 大正12年~昭和30年
鳥居 敏雄 在任 昭和30年~昭和38年
真下 啓明 在任 昭和38年~昭和47年
中川 昌一 在任 昭和48年~平成4年
小池 隆夫 在任 平成4年8月~平成23年3月
渥美 達也 就任 平成24年1月~

教室の取り組み

充実の女性医師サポート

当科では、臨床医としての活躍・研究の継続と家庭や育児との両立を図りながら、女性医師としてのキャリアを積んでいただけるよう、環境の改善や相談・サポートに取り組んでいます。具体的には、育児・介護等に従事している女性医師あるいは男性医師の就労に支援として「ワークシェアリング支援機構」を作りました。この支援機構を通じて、短期または長期就労ができる職場を紹介できるようになりました。他には、男性医師も育児休暇を取れるようにしました。妊娠・出産・子育て・介護などから生じるライフスタイルの変化による仕事との両立で不安や悩み、疑問などがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

研修医・見学について

大学院生の英語教育

医師として論文の理解・提出をはじめ、学会等におけるプレゼンテーションでの英語力が必要とされることから、大学院生への実践的な英語力を高めるための英語教育を行っています。
大学院生は2週に1回 small groupにわかれ、司会、演者、聴衆に役割分担し英語でのミニカンファレンスを行います。自分たちの研究内容を他のグループに見てもらうことで新たな発見もありますし、それを英語で行うことで国際学会の予行演習になっています。またレジデントレポート、司会、発表、質疑応答も全て英語でおこなっています。

留学・短期留学